人生が変わる瞬間。それは突然起こるほんの些細な出来事かもしれない。

今週も1週間空いてしまいました。
2週間分なので6冊を紹介しております。
遅くなってしまってごめんなさい...

 

人生が変わる瞬間

著:佐藤栄郎

オススメ度★★★★★★★(絶対に読んでほしい一冊)

(※個人の感想です)

ページ数:198ページ

所要時間:51分  

人生が変わる瞬間

あなたの人生の変わった瞬間はいつですか?

人生のターニングポイントという言葉はよく聞く言葉だと思いますが、
そのターニングポイントがショッキングな出来事や大きな事柄のこともあれば、
他人からすればなんてことのないことであることも往々にしてあります。

あなたの人生のターニングポイントを思い返してみてください。

私のターニングポイント

私はいくつかターニングポイントがありますが、
大きいのは大学3年生の冬に福岡で3泊4日で参加した
Oneness Asian Leaders Summitだと思っています。

このセミナーで自分の価値観は大きく変わりました。

しかし、一番大きかったのはこの"セミナー自体"ではなく、
仲間と深夜夜通しで一睡もせずに教育に関して語り合ったあの夜であると思っています

これがまさにショッキングな出来事ではないけれども当の本人にとってはとても大きな出来事だったことの例だと思います。

著者のターニングポイントと私の共通点

著者は10回連続で司法試験を受けることになります。
この結果と結末はぜひ読んでほしいのでここでは伏せておきますが、
その後入った会社で彼は全く成果を出せずに落ちこぼれます。

そこで会議室に呼び出され、
ひょんなことから昔毎日通っていた研究室に行くことになります。

ここで著者は大事なことに気が付きます。

自分自身この本を読むその瞬間までこの大事なことに気が付かず生きてきました。

この本を読んで私自身、人生が変わったのです。
なぜなら著者とまったく同じように思っていたから。

自分に対するプライドと、成果の出ない自分の無能さに打ちひしがれそうになった時
そんな時に絶対に読んでほしい一冊です。

人生が変わる瞬間

著:佐藤栄郎

オススメ度★★★★★★★(絶対に読んでほしい一冊)

(※個人の感想です)

ページ数:198ページ

所要時間:51分  

 

人生が変わる瞬間

人生が変わる瞬間

 

超高速・会計勉強法(ビジネスCOMIC Bコミ)

著:國貞 克則 , 井上 博文(脚本) , 伊咲 一郎(漫画) 

オススメ度★★★★★(世紀の名作)

(※個人の感想です)

ページ数:174ページ

所要時間:42分  

 

超高速・会計勉強法 (ビジネスCOMIC Bコミ)

超高速・会計勉強法 (ビジネスCOMIC Bコミ)

 

 絶対に残業しない時短(しごと)のワザ

著:伊庭 正康 

オススメ度★★★★★(世紀の名作)

(※個人の感想です)

ページ数:198ページ

所要時間:1時間41分  

 

絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ (アスカビジネス)

絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ (アスカビジネス)

 

 頭のいい人の仕事は何が違うのか

著:中尾ゆうすけ

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:192ページ

所要時間:1時間25分  

頭がいい人の仕事は何が違うのか?

頭がいい人の仕事は何が違うのか?

 

休む技術

著:西多 昌規 

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:176ページ

所要時間:1時間42分  

休む技術 (だいわ文庫)

休む技術 (だいわ文庫)

 

君たちがしっておくべきこと:未来のエリートとの対話

著:佐藤 優 

オススメ度★★★☆☆(読むべき本)

(※個人の感想です)

ページ数:234ページ

所要時間:2時間50分  

君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話

君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話

 

 

 

 

教育を考えるうえで学ぶべきディズニーの教育とは

9割がバイトでも最高の成果を生み出す ディズニーのリーダー

著:福島 文二郎 

オススメ度★★★★★(世紀の名作)

(※個人の感想です)

ページ数:230ページ

所要時間:1時間2分 

9割がバイトでも最高の成果を生み出す ディズニーのリーダー

教育制度の有名な会社といえば?

教育制度が整っている会社といわれるとどこを思い浮かべるでしょうか。
多くの人が思い浮かべるのは「マック」「スタバ」そして「ディズニー」だと思います。

この3つの会社の共通している部分であり、素晴らしい部分は、
従業員の大多数がアルバイトで構成されており、
ほとんどの業務をアルバイトスタッフが当事者意識をもって行っている部分です。

また、この3社に共通して言えることは、
社員とそれ以外のアルバイトという組織ではなく、

名前は変われど、社員とアルバイトリーダー、マネージャー、トレーナーなどと
アルバイトの中にも縦の組織を組み込んでいるということです。

  • アルバイトがほかのアルバイトを教えるということが普通である組織。
  • アルバイトが社員業務を率先してこなしていく組織。

こんな組織が自店舗にもあったらいいなと思いませんか?

雇用形態と役割

“アルバイト”だからとか”正社員”だからとか”契約社員”だからとかではなくて、
同じ会社の一従業員として雇用形態は違えど、共に同じ方向を向いて走っていける組織にしていくことが重要だと思います。

そのために、もちろん店に多く入っている"正社員”や”契約社員”が店の環境を作るためのリードをしながらも
決定を全て正社員だけで行うのではなく、”アルバイト”も意思決定の場やMTGの場に居合わせる状態で決定していくことが非常に重要であると感じました。

ディズニーのアルバイトは”アルバイト”だからという基準で仕事をしていません。

アルバイトという言葉自体、なんとなく軽んじられて使われているように思います。
アルバイトは英語ではpart-time jobであり、区分けした時間分働く人という意味でしかありません。
そもそも英語圏ではアルバイトという概念すら存在せず、雇用形態の違いという概念もないそうです。
(ですので、週5で8時間働くアルバイトはpart-time jobではなくfull time jobだそうです。)

上記は余談ですが、雇用形態の違いなど関係なく、一従業員として助け合って店舗を回していくことができると
歯車が噛み合い始めるのではないかと思います。

ここまで、店舗単位のお話をしていましたが、会社全体の組織としても変わらないと思います。

企業におけるインターンの立ち位置

最近はインターンも流行っていますが、インターンアルバイトという言葉もあるように、
時給を払って学生に会社で働いてもらう機会を作っている会社も数多くあります。
このインターンをいかに会社の利益追求のリソースとして活用できるのかということも今回のお話とつながっているように思います。

 

9割がバイトでも最高の成果を生み出す ディズニーのリーダー

著:福島 文二郎 

オススメ度★★★★★(世紀の名作)

(※個人の感想です)

ページ数:230ページ

所要時間:1時間2分 

 

9割がバイトでも最高の成果を生み出す ディズニーのリーダー

9割がバイトでも最高の成果を生み出す ディズニーのリーダー

 

 原因と結果の法則

著:James Allen (原著), 坂本 貢一 (翻訳)

オススメ度★★★☆☆(読むべき本)

(※個人の感想です)

ページ数:95ページ

所要時間:2時間27分  

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

人生を変える修造思考

著:松岡修造 

オススメ度★★★☆☆(読むべき本)

(※個人の感想です)

ページ数:187ページ

所要時間:1時間3分 

人生を変える 修造思考!

人生を変える 修造思考!

 

 

 

速読は必要か。「速読=本を読むスピードをひたすら速く」ではない!

世の中にたくさんある速読術。。。

「速読術って本当に効果はあるんでしょうか?」

「そもそも、確立された速読術ってあるの?」

「特別な能力を持っている人だけができる特殊能力じゃないの?」

 

様々な意見がある人も多いと思いますが、自分自身も速読術に関しては比較的皆さんと同じように斜に構えてみている部分がありました。

しかし、この本では速読術と何たるかという部分から速読術にも種類があり、テクニックの種類も様々なものがあるということを記しています。

 

一生つかえる速読力が3週間で身につく本

著:安藤 一郎 

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:245ページ

所要時間:1時間37分 

一生つかえる速読力が3週間で身につく本 (アスカビジネス)

 

「速読術」とは

速読術なんだから早く読めさえすればいいという風に思っている人も多いですが、
この本ではしっかりと理解するという部分にもfocusされています。

自分の速読力を図るページがあるのですが、
読むスピードだけではなく理解度も含めたうえで
自分が目標として定めるべき文字数を決定します。

 

恥ずかしいことに私はまさに読むスピードは速いけれどもあまり覚えていないというパターンの典型的なタイプでした。

これに関しては自分自身でもかなり自覚があり、しっかりと理解して読まなければいけないと思うものの、ただただ文字を追ってしまっていることがあることも事実です。

しかしこれでは本を読んだのにもかかわらず何も覚えていないという状態になってしまうので、本を読む意味がなくなってしまいます。

その事実をこの本の最初に現実を突きつけられた時に
「ヤバい図星だ」と思いました。(笑)

視野拡張の重要性

本を早く読み解くために重要なことはいかに一度により多くの文字を処理することができるかです。意味を理解できる文字列のカタマリ(専門用語でチャンク)としてとらえられる文字数をいかに増やすことができるかという勝負です。

 

「私は本を読むことが好きです。」

という文章を

 

「私は」「本を」「読むことが」「好き」「です。」と捉える人と

「私は」「本を読むことが」「好きです。」と捉える人と

「私は本を読むことが好きです。」と一文を一気に捉えられる人

 

とでは当たり前ですが読むスピードは異なります。

 

これは年齢のせいではなく、普段の読書量やトレーニングによって必ず誰でも今までの自分よりもより多くの文字数を捉えられるようになるものです。

 

そのためにはまずは視野を広げること。

そのためには文字としてとらえるというレベルの前に
そもそも自分の視野の限界に挑戦しなければなりません。

自分の視野の限界に挑戦するためのツールも本には入っています。

右脳の有効活用

文字を読むという作業の中ではどうしても言語を司る左脳(諸説あり)を使って本を読んでしまいがちですが、ここでは言語の組み立てという点だけではなく、情景を想像しながら読むことができるようになるとより記憶に定着するといわれています。

これも速読術というものが
ただひたすらに本を早く読むことができたらいい
という考え方の中では必要ないことかもしれません。

しかし、この本では
速読術の醍醐味は自分の好きなスピードで最大限の吸収力を維持しながら
本を読むことができる能力を身に着けること
」という内容です。

ゆっくりと本を読みたいときには特に映像を頭の中に思い浮かべながら本を読むということができるようになると本を読むときの楽しみの幅を広げることができるということができます。

大事なことは本を読むという行為自体を楽しんでトレーニングすることであり、ただただ大量の情報を自分の中にinputする作業を効率化するものではないということです。

この考え方は私にとってはとても驚いたと同時にとても重要なことだと思いました。

 

今週読んだ本=3冊

一生つかえる速読力が3週間で身につく本

著:安藤 一郎 

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:245ページ

所要時間:1時間37分 

一生つかえる速読力が3週間で身につく本 (アスカビジネス)

一生つかえる速読力が3週間で身につく本 (アスカビジネス)

 

 たった一分でできて、一生が変わる魔法の週間

著:佐藤 伝

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:125ページ

所要時間:35分 

たった1分でできて、一生が変わる!魔法の習慣

たった1分でできて、一生が変わる!魔法の習慣

 

 一生折れない自信の作り方

著:青木 仁志

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:ページ

所要時間:2時間37分 (2回目)

 

日本の英語教育はどうおかしいのか。

昔から私は日本の英語教育に疑問を持っており、英語教育が変わるべきだという話は大学の教授にも直接話したことがあるくらいなのですが、今回読んだ本が英語の勉強法という切り口から日本の英語教育のゆがみをわかりやすく暴いている本に出合えたので紹介したいと思います。

 

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください。

著:スティーブ ソレイシィ, 大橋 弘祐 

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:288ページ

所要時間:2時間27分 

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

私自身英語がとても苦手で、英語ができるようになりたいなと漫然と思いつつもどうしたら英語が喋れるようになるのかが全く分からなかった人間です。(正確に言うと、いまだにしゃべることはできませんが。。。)

しかし、この本を読んで、自分が英語の勉強をしなければならない理由ができたときに、勉強する手順がわかりました。

日本人が英語ができるようにならない本当の理由

スティーブ ソレイシィ先生は英語のNHKラジオでも有名なスピーカーの方で、様々な英語を学びたい日本人と出会うそうですが、一言でいうと彼ら彼女らは一生懸命頑張っているが、その道筋が全く違う方向を向いているといいます。

どういう意味かというと、結局のところ日本での「英語」というのはWritingやReadingが重視され、Listening、そして特にSpeakingが軽視されているといいます。

しかし、英語とは言語であり、使う場面は読み書きをすることよりも話すことのほうが圧倒的に多いです。であるにもかかわらず、日本の英語教育ではその重要な部分がすっぽりと抜け落ちてしまっています。

現に学校教育では英語の授業の中でListeningやSpeakingの時間とWritingやReadingの時間の割合は後者のほうが圧倒的に多かったという人のほうが多いと思います。しかし、実際に必要なスキルは全社であるという乖離が起きてしまっているということです。

社会に出ても続く学校教育の弊害

さらに、学校教育が終了しても社会に出た後、会社などでTOEICの点数により出世が決まるというケースは少なくないようです。

このTOEICには実は「L&R(Listening&Reading)」と「S&W(Speaking&Writing)」
の2種類があるのですがほとんどの人がL&Rしか受けません。
(S&Wの存在を知らないという人も少なくありません。)

しかし、あなたが日常的に英語を使えるようになりたいのであれば、L&RではなくS&Wを受講する必要があるのです。なぜならコミュニケーションにおいてもっとも使われるのはSであるからです。

TOEICの分け方では、大きくInputとOutputに分かれていますが、InputだけできたところでOutputができなければ仕事では使い物になりません。これは英語だけではなく全てのことにおいて共通ですよね。英語ももちろん例外ではありません。

にもかかわらず、会社ではTOEICのL&Rの点数のみで測られているという部分があります。しかし、ご存知の通り、Outputをしてこそ、よりInputが身につきます。少し遠回りに感じてもL&Rの勉強だけでなくS&Wも受講することで勉強としての英語ではなく「使える英語」となり、自分の身になるものとなります。

日本の教育も変わり始めている

実は日本の英語教育も変わり始めています。2020年には現センター試験の代わりとなる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」がスタートします。このテストではセンター試験ではなかったSpeakingのテストがとりいれられます。この取り組みによって否応がなく話せる英語でないと点数が取れない英語のテストへと変わります。

大人になって英語への恐怖心やどうせ勉強してもできるようにならないという絶望感にさいなまれる前に学生のうちに「話せる英語」を身につけなければやっていけないという環境下にいることは将来的に大きなメリットになります。

Global社会という言葉も聞き飽きるほど聞いてきましたが、日本はこれからやっとGlobal基準においつくことができるという立場だと思っています。日本の英語教育が変わり、海外と対等に取引ができるようになれば、日本の経済低迷にも少しは歯止めがかかるのではないでしょうか。

 

今週読んだ本=3冊

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください。

著:スティーブ ソレイシィ, 大橋 弘祐 

オススメ度★★★★☆(名著)

(※個人の感想です)

ページ数:288ページ

所要時間:2時間27分 

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

 

 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください。

著:山崎 元, 大橋 弘祐

オススメ度★★☆☆☆(読む価値がある本)

(※個人の感想です)

ページ数:248ページ

所要時間:52分(2回目) 

20代で人生の年収の9割は決まる

著:土井 英司 

オススメ度★★★☆☆(読むべき本)

(※個人の感想です)

ページ数:216ページ

所要時間:2時間34分  

20代で人生の年収は9割決まる

20代で人生の年収は9割決まる

 

 

 

頭のゴミを一掃するだけで同じ世界がめちゃくちゃ生きやすくなる話

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
著:苫米地 英人

オススメ度:★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:220ページ
所要時間:2時間12分

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

 悩んだり、恐怖に苛まれ、本来自分のしたいことをできない人がほとんどである、
今の現代人にはとても良い処方箋となる一冊です。

とは言え、著者の考え方をすんなりと受け入れられない人がほどんどでしょう。
すんなりと受け入れられなかったとしても、
「その考え方で生きてみる」のか、それとも「はなから否定して何もしない」のか
この姿勢がすべてであると思いました。

それではさっそく中身について少し見ていきましょう。

時間の流れの捉え方「過去から未来ではなく未来から過去へ」

現代人が常識と捉えている考え方としては
「時間は過去から未来へ流れていくもの」
という考え方だと思います。

しかし、この本では「未来から過去を眺める視点」を重要と考えています。

今までできなかったから無理という考え方ではなく、
未来成功している自分を明確にイメージしたら
現状は過去に関係なく成功すると自信をもって行動できるようになる
というものです。

私自身現在は過去の総和であるという考え方の持ち主であるので、
この考え方を最初からすんなりと受け入れられたわけではありませんが、
未来を元に現状を考えるという考え方もあるということを
「双方向支店と矛盾の許容」という考えを元に受け入れることができました。

セルフイメージ

セルフイメージを低く設定してしまっている人の多くは上で話した
「過去の自分」からの自分の至らなさにfocusしてしまっていたり、
「過去の他人」との比較、「他人のモノサシ」との比較に
focusしてしまっていることが原因となっていることが多いです。

過去の失敗やうまくいかなかったことも未来視点に立ってみれば、
その経験があったからこそその成功につながる
という未来志向につなげることが重要です。

コンフォートゾーンの移動とゴール設定

多くの自己啓発系のセミナーなどではゴール設定を
今の延長線上に設置させることが多いです。

しかし、この本ではゴールは今の延長線上に置くべきではないとしています。

ゴール設定として重要な3つのルールとして

  • 自分の本音にフタをしないこと
  • それと同時に自分中心であることを捨てること
  • 必ず現状の外に設定すること

という3つが挙げられています。

現状の外に設置することで、コンフォートゾーンからストレッチゾーン
に移動していくことにより、コンフォートゾーンが広がります。

その中で今までは見えなかったスコトーマ(心理的盲点)に気づくことができ、
ゴールを立てるまでは見えなかった成功のための方法・道筋が
拓けていきます。

ゲシュタルトによる双方向視点と矛盾の許容

一般的には延長線上に立てた目標に対して計画を立てていくのが普通ではありますが、
ここでは、現状の外に建てたゴールに対して一度走ってみることで
新たな視野を確保することも一つの重要な施策であるということが書かれています。

現状の外のゴールに向かって走ることでコンフォートゾーンが移動し、
スコトーマの場所が変わることまでは前述のとおりですが、
そこにホメオスタシス(現状維持を促進する役割を持つ恒常性維持機能)が働き、
現状の外のゴールに向かう自分自身の行動を後押ししてくれます。

この時にゲシュタルトという考え方が重要となってきます。

ゲシュタルトとは
「部分から全体」と「全体から部分」を双方向の関係のことです。

もしゲシュタルトを管理する能力がなかったとしたら
人間はこれだけ多くの知識を体系的に網羅することは不可能といえます。

なぜなら、本の例を利用すると

"「鳥」という存在を認識するときに
人間がゲシュタルトを管理することができず、双方向ではなく一方向からし
物事を捉えることができなかったらどうなるかを考えてみたいと思います。

まず、「①部分から全体」しかとらえることができなかったとすると、
鳩や烏、鴬、雀、ペンギン、、、といった具合に部分を一つずつ学習したとき、
町で新たにメジロに出会った時にその生物を鳥と認識できません。

次に、「②全体から部分」しかとらえることができなかったとすると、
「二本足で羽をもって空を飛べることができる生物」と全体概念を定義したところで
飛ばない鳥やトサカを持つ鳥は鳥ではないということになってしまいます。" 

屁理屈を言っているように聞こえるかもしれませんが、
事実としてどんなものを持ってきてもこのように一方向からでは
多くの知識を体系的に網羅することは大変難しいものとなってしまいます。

そこで双方向からの視点としてゲシュタルトをさらに拡張していくことで
現状自分の中に持っているゲシュタルトと新たな情報が結びついて
画期的なアイデアが見つかっていくものなのです。

この新たなアイデアにはたくさんの矛盾がはらんでいるかもしれません。
できる理由とできない理由どちらもたくさんあるかもしれませんが、
その中でスコトーマができる理由からできない理由を隠すようになるには、
現状の外にゴールを置いてコンフォートゾーンを移動することが必要なのです。

今回は専門用語がたくさん出てきた回となってしまいましたが、
もっとわかりやすくこの内容について知りたい人はこの本をぜひ読んでみてください。

自分もあと3回は読み直さないといけないなと思いました。

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
著:苫米地 英人

オススメ度:★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:220ページ
所要時間:2時間12分 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

 

 図解 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書
著:出口 治明

オススメ度:★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:127ページ
所要時間:1時間05分 

図解 部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書
 

「ありがとう」がエンドレス
著:田口ランディ

オススメ度:★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:192ページ
所要時間:30分 

「ありがとう」がエンドレス

「ありがとう」がエンドレス

 

 

人はいつから"多動力"を失い、つまらない毎日を生きることを切望するようになったのか。

多動力
著:堀江貴文

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:193ページ
所要時間:1時間16分 

多動力 (NewsPicks Book)

「人はみな多動力をもって生まれてきた。」
何の話かと思うかもしれませんがこれはまぎれのない真実です。

多動力とは

多動力と言われると確かに無数の仕事を同時に抱え
それを超人的なスピードで動かす何か特別な能力
であるかのようにとらえやすそうな言葉ですが、

ホリエモンの言葉を借りれば、

周りの目を気にせず
やりたいことを興味の向くままに
リズムを崩さずやり続けられる能力
ということができます。

恥を知れという言葉があります。
一般的には「そんなことをして恥だと思わないのか」
という意味の言葉ですが、

この本を読んでむしろ、
「恥と思える馬鹿なこともやってみろ」
という意味で恥を知ることをむしろ肯定的に
とらえることができるのではないかと思いました。

あなたが3歳児であったころ、記憶はないかもしれませんが、
あなたはすべてのものに興味を持ち、すべてのものに夢中になり、
その間に汚したり、ものを壊したりしながら
様々なものを学んできたのではないでしょうか。

その力こそが「多動力」であり、
恥を恐れて行動を起こさない大人にだけはなるなということであるのです。

まさに「やってみなはれ」であり、
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」
であると思います。

周りの環境はすべて言い訳である

失敗の原因を自分以外のものになすり付けてしまう経験は誰しもがあると思います。
しかし、これは同様に誰しもがわかるようにいい状態ではありません。

どんなこともあなた由来であると解釈をして
MGK(問題原因解決のフレームワーク)に則り、
次に同じ失敗を起こさないようにしなければなりません。

多くの人がこの時に自分の失敗を他人や環境のせいにしますが、
ホリエモンは獄中でも自分に課した課題をやり切り続けました。

何をしたかというと、
メールマガジンを獄中にいながらも欠かさず更新し続けたのです。
一般的な人は携帯も使えず情報も遮断された獄中にいれば、
手段もなく、やる気も起きず、初日からやろうともしないと思います。

この本ではなく、ホリエモンの"ゼロ"にも書かれていますが、
ホリエモンの仲間と文通などで文章を伝えながらメルマガを更新し続けたのです。
また、本も死ぬほど読んだそうです。
この時の知識量が今にかなり生きているということも"ゼロ"には書かれています。

常に最大の効率化と自己開発に情熱を燃やし、
どんなことでも自分事としてとらえることのできる
"当事者意識"の重要性が改めて書かれています。

最終的に"好き"で生きる

ホリエモンは最終的に"好き"で生きること"ワクワク"することで生きること
が重要であり、目的は不要だという表現の仕方をしています。

確かに今を好きで生きることこそが重要であり、
そのための自己研鑽を好きでいられればそれはそれでありだと思います。

何よりももったいないのは

「"今","将来"への希望も持てず、
自己研鑽をできずに自己愛を育めずに人生を無駄に過ごしてしまうこと」
だと思います。

しかし、今現在の日本はこのような人が非常に多いのが現状です。
「目的を持つこと」も一つの手段でしかないという考え方も否定をせずに、
しかしながら目的をもって「未来」を捉えワクワクと好きの「今」を捉える。

この両立ができる人間を一人でも増やせるように、
自分は発信を続けていきたいと思いました。

多動力
著:堀江貴文

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:193ページ
所要時間:1時間16分 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

99%の人がしていない立った1%の仕事のコツ
著:河野 英太郎

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:208ページ
所要時間:1時間16分(3回目) 

 

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

 

桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか
著:鳩山 玲人

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:208ページ
所要時間:1時間19分

 

 

【就活生必見!】裁量権があるとはどういうことか?具体論に迫ってみる。

ベンチャー企業の説明会で必ず耳にする『裁量権

ベンチャー企業が口を揃えていう
「うちの会社には『裁量権』がある。」という謳い文句。
ではその裁量権とはなんなのか。

なんとなくイメージは分かっていたり、
裁量権という言葉自体の意味は分かっていても
実際に仕事の上で裁量権とはどのような意味合いで
使われているかを理解できていない人も多いはず。。。

自分自身は『裁量権』という言葉を知ってはいたものの、
社会人を数ヶ月やって見てその本当の意味を考えるようになったからこそ
シェアできる内容があると思うので、本の内容に沿って書き連ねて行きます。

部下を持ったら必ず読む任せ方の教科書
著:出口治明

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:207ページ
所要時間:1時間26分

部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)

裁量権』とは

裁量権という言葉を辞書で調べると
裁量権 = discretionary power
「自由裁量権」。その人の考えによって処理できること。

と書かれています。

参照:http://d.hatena.ne.jp/keyword/裁量権

この言葉の意味は理解することができると思います。
実際の仕事での『裁量権』とはどのようなものなのでしょうか。

裁量権』のある職場

裁量権があると謳っている企業の多くはベンチャー企業です。
なぜ、ベンチャー企業では裁量権を与えられるのか。

それは当然会社規模がまだまだ大きいとは言えず、
急成長段階であるため人手不足であるためです。

また、大手企業と比べると巨額な取引も行なっていないため、
そのような重要な取引はもちろん新卒の社員などにはまかせられませんが、
ベンチャー企業では多くの業務を新卒社員にどんどんと振って行きたいと考えるからです。

だからベンチャーが悪いとか大手企業が悪いとか
そういうお話ではありません。

極論、これは個人の性格や将来やりたいことへのステップとして
どちらが今の自分にあっているのかという部分で選ぶべきものであると言えます。

本当の意味での裁量権

ここまでの裁量権のお話は一般論でいう、
ベンチャー・大手企業の裁量権の比較のお話でした。

しかし、多くの人が裁量権という言葉を
ここまでの意味合いの理解で終わってしまっていると思います。

重要なのはこの先のお話だと思います。

つまり、裁量権とは「具体的にどのような権利なのか」
というお話です。

裁量権=仕事の裁量が大きくたくさんの仕事を任せてもらえる
というだけでは理解が浅いということです。

本当の意味での裁量権とは
裁量の範囲を明確に提示しているということが重要であると思います。

裁量権とは
「明確に与えられた裁量の範囲内において個人で自由に決定をできる権利。」

のことです。
また、与えた裁量に関して大きく3つのルールがあります。
①裁量の範囲内の決定事項には上司も侵害できない
②裁量の権限を取り戻すことはできない

③上司は部下の裁量の範囲内の業務を代行できない

当たり前のことであるようですが、
実際に遂行ことは非常に難しいことです。

具体的には
「課長は100万円まで稟議にあげずに個人の判断で決済をすることができる」
などということです。

このような裁量を与えている際に、
部長が98万円のコピー機を購入したとします。
その際に上長である本部長は口出しをすることが許されない。
ということが裁量権の本当の意味です。

金銭的な裁量の範囲は脅かされることは少ないかもしれませんが、
それぞれの小さな決定に関しては
上司に口出しをされることも少なくないのではないでしょうか。

裁量の範囲内の決定を上司に侵害されることがないこと
裁量権があることの定義とした場合、
本当の意味で裁量権がある会社はどの程度あるのでしょうか。

なかなか難しい議題ではあるなとも思いながら、
部下を持っている人であれば必ず役に立つ考え方であると思うので、
今日はこの本をシェアさせていただきました。

実際、自分自身はアルバイトスタッフを束ねていくポジションにいるため、
裁量と責任をともに持たせていくということに
今後さらにチャレンジしていこうと思っています。

 

8/16(月)~8/22(日) 今週読んだ冊数=3冊

部下を持ったら必ず読む任せ方の教科書
著:出口治明

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:207ページ
所要時間:1時間26分

バイト女子を「看板娘」に育てる方法
著:横山淳司

オススメ度★★★★☆(名著)
(※個人の感想です)
ページ数:203ページ
所要時間:1時間36分

バイト女子を「看板娘」に育てる方法

バイト女子を「看板娘」に育てる方法

 

日本の不動産は黄金期に突入する
著:大谷洋司

オススメ度★★★☆☆(読むべき本)
(※個人の感想です)
ページ数:221ページ
所要時間:2時間43分

日本の不動産は黄金期に突入する!

日本の不動産は黄金期に突入する!