1分間をいかに使うかが人生を形作ることは世間では忘れられているらしいが...

1分間時間術 著:石井貴士

オススメ度★★☆☆☆(読む価値がある本)
(※個人の感想です)
ページ数:224ページ
所要時間:57分

1分間時間術

結論から言うと...

結論から言えば一読の価値があるものの、
心から納得した内容ではない。
というのが正直な感想です。

なぜなら著者の主張には
かなり他者には厳しく自分には甘い
と思ってしまうような記述
がいくつかあったからです。

また、その主張の論拠が
自分の経験でしかないという部分も
にわかに信じ難い部分でありました。

新聞は見るな。でも麻雀は...。

例えば、
「新聞は見るな。私は5年間アナウンサーをやってきたが、新聞を読まずに困ったことはない。だから新聞を読む時間は無駄だ」

という記述や

元カラオケ店員が語る。
「カラオケは絶対に行くな。」
という章では著者がカラオケ店員であった
経験が語られている点です。

その割には、
ゲームは1年に1本と決める。
や麻雀は年に4回まで。
などと自分の趣味には甘い気がしました。

ギャンブルを"時間"で見るか"当確"で見るか

それだけでなく、
「ギャンブルにかける時間と当選確率」
トレードオフである。

とし、競馬や宝くじは麻雀などに比べて
時間をかけないから良いとしていますが、

数学の統計学的な目線で言えば、
期待値が大きいものに
かけるべきであるため

当選確率の方が重要です。
(要はかける人数が少ない方が勝算がある。)儲からないのであればやるべきではない。
と考えるので納得できませんでした。

ですので自分の場合ギャンブルは
"期待値が0を上回らない限りやりません。"
(それはある種ギャンブルとして
成り立っていませんが笑)

この本から学ぶべきこと

とはいえ全く学ぶことがないかというと
そんなことはないのでいかにシェアします。

人生において1分,1秒でも油断なく、
削減することの重要性や姿勢に関しては
非常に考えさせられるものがあります。

私のバレーボールの経験でいえば、
「1mmでもボールが浮いていれば飛び込め」
と言ったところでしょうか。

根性論に近い部分であり、
泥臭い部分かもしれませんが
これは非常に重要な
「マインド」の部分であると思います。

また、この本は終始極論を唱えていますが、
極論の世界で生きることも
普段常識内でしか生きていない人
にとってはとてもインパクトがあり、

パラダイムシフトを起こせるきっかけとなる
と思うのでその点に関しては
読む価値があると感じました。

1分間時間術

1分間時間術