“京セラ””KDDI”を立ち上げた男が大事にした「当たり前」とは

生き方
著:稲盛和夫

オススメ度★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:246ページ
所要時間:3時間15分

生き方―人間として一番大切なこと


“生き方”との出会い

オフィスに本が積み上げられていたところから「一番簡単な本どれですか?」と言って渡された本がこの本でした笑

246ページで”生き方”なんて本を渡されると一瞬ひるみますし、「この中で一番簡単な本がコレって。。。」とも思いましたが、文字が比較的大きいですし、内容も難しいものではないので、比較的すんなりと読むことができました。

稲盛和夫とは

稲盛和夫という人物は”京セラ”と”KDDI”を立ち上げた人物ということで有名ですが、経営者の考え方はやはり難しいイメージもあり、最初からこの情報を知っていたら読み始められなかったかもしれません。

しかし、彼が大事にしていることは非常にシンプルです。”誠実”に生きること。人間の道理に反することをせず、当たり前のことを当たり前にすること。それこそが人を引きつけ、絶対に崩れない信頼となるものであると思いました。

私の今までの”生き方”とは

今まで私はどちらかというとというよりも完全に上手く生きてきた人間だと思います。テスト勉強では山をはり、落第点を取らないギリギリの点数を取ってなんとか進級したこともあります。

高校の時は一番前の席で化学のテストは絶対に90点以上取れるからと最前の席でDSをやっていたこともありました。それでもなんとかなっていたし、上手くやれる自分を誇らしくさえ思っていた時もありました。

本当にその生き方で大丈夫?

しかし、そうではないと。誠実にやること。当たり前のことを当たり前にすること。だれかが見ているわけでなくても神様がみているということ。いや、神様が見てなかろうと自分自身が見ているということ。

この世界で生きてこなかったなと思います。前回の記事につながる部分もありますが、自分自身は非常に自己肯定感が低かった人間でもあったため、自分はどうせできないとか、できない自分を見せたくないから本気になれないという時もありました。

成功哲学

そうではなく、できなかったり、上手くいかなかったとしても、成功をめざして成功するまでやり続ければいいじゃないか。このような考え方を実践できていなかったように思います。

自動車だってそうやって作られてきたし、エジソンは「私は失敗したことはない。上手くいかない1万通りの方法を発見したのだ」と言っているし、マクドナルドの創業者レイ・クロックも「幾度失敗しても諦めなければ夢が叶う」と断言しています。

自分自身成功するまで失敗を受け入れ続け、諦めずに続ける能力がまだまだ全く足りないと感じました。

誠実に原則に忠実に、諦めずに努力し続ければ夢、そして志は叶えられるということを体現できる人間になるためにも、自分自身が最初に頑張らなければならないと感じました。

絶対に読んでほしい一冊です。

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと