年金?どーせもらえないでしょ?は嘘かもしれない話。

世界一やさしい年金の本
著:井戸 美枝

オススメ度★★☆☆☆(読んだ方がいい)
(※個人の感想です)
ページ数: 205ページ
所要時間: 3時間1分

行列のできる人気セミナー講師が書いた世界一やさしい年金の本

年金はもらえないから払う必要ない??

私は元々"年金なんて
将来もらえないんだから払う必要ない"
という考え方の人間でした。

しかし、国民の義務だから
しょうがなくまぁ払うんだろう
と漫然と思っていました。

学生納付特例申請をしてるので
現在は払ってはいませんが。

しかし、私の今までの考え方は
かなり偏った考え方であり、

年金について知識が
本当に全く足りなかった
と実感させられました。

年金が帰ってくる分が自分にとって
プラスになるという考え方になったか
と言われるとそこまでではありませんが、

”相互扶助”の制度であり、
本来日本ならではの
助け合いの精神を形にしたもの

であったのではないかなぁと憶測しながら
払う意味は少しあるように感じました。

個人利益と相互扶助

とはいえ最終的には
個人の利益に目が行くことは
世間一般で見て当然であり、

相互扶助で成り立っている制度
であるにもかかわらず

自分の利益に目線がいってしまうのは
どうにかならないものであろうか
とも思いました。

(実質支えているのは赤の他人であり、
そこへの助け合いの精神が生まれない
ということと、

意味もわからず
お金を抜かれて行くイメージが強い
ことにも原因があるとは思いますが。)

正直世界一優しい年金の本
という題名だったため、
もっと簡単な内容を期待していましたが、
割と難しかったです。

それだけ年金のお話は難しいということだと思いました。