「1995年生まれ黄金のゆとり世代とゆとり世代にかかわるすべての人間に読んでほしい一冊」とは

モチベーション革命

著:尾原 和啓

オススメ度★★★★★(世紀の名作)
(※個人の感想です)
ページ数:256ページ
所要時間:2時間30分

 

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)




ゆとり世代の闇

ゆとり世代にはぜひとも読んでほしい内容の本です。

自分自身これから18卒として社会に出ていくことになるわけですが、この1995年生まれ大学18年卒業というのはゆとり世代の黄金世代です。

なぜならば小学校入学時にゆとり教育が始まり、高校卒業時にゆとり教育が終わるという12年間ゆとり教育をフルコンプリートしている世代だからです。

土曜日に小学校の授業があったということを一度たりとも経験をしたことのない世代でありますし、

自分達の一つ下から授業の方針が変わったり教科書が変わるなどして小さなころから自分たちは出来損ないの時代だと大人たちに言われ続けてきた時代です。

自分に価値があると思えない世代

この世代の人々には自己愛や自己受容能力が高い人間が少ないように感じます。その理由は物心がついたころから出来損ないと言われ続け自分自身に自信を持つことができずに大人になってしまった時代の人間だからです。

これから新卒一年目として入社したらまたメディアで散々たたかれるのでしょう。今年の新卒は仕事ができないだの宇宙人だの笑

確かに、これはゆとり教育の弊害だけではないかもしれません。

しかし、今までこれ以外に何も見つけられず、何か不幸な時代に生まれてきてしまったような、生まれた時代がこの時代だったからというだけで人格否定されているように感じ、少なくとも"パッとはしない"世代であるような感覚にいつの間にか自分自身も陥っていました。

しかし、この本を読んで、ゆとり世代は必ずしもダメではない。むしろこの世代で一旗揚げてやろうじゃないか!と思えるそんな気持ちにさせてくれる本でした。

ゆとり世代自身がゆとり世代と言われることを嫌い、避け続けるよりも、ゆとり教育だったからこそ、こんなに社会に価値発揮をできているという誇りをもって生きていくことができたのであれば、必ずやこの世代は何かを残すことができる時代になるのではないかと思いました。

乾けない世代

ゆとり世代は乾けない世代である。乾けない世代であるがこそ分け与える(shareする)ことに価値を感じ、それを生きがいとできる世代の人間であると信じ、黄金のゆとり世代が黄金の世代と後世に語り継がれるほどに結果を出していきたいと思います。