“一人暮らし”と”平昌五輪”そして”女子カーリング”

 このブログを書こうと思った理由


一人暮らしの家に住み始めてから約3週間が経ちました。
大学生活最後ということで旅行にばかり行ってるので
実質家で寝た回数は10日前後という短い期間ですが、
すでに親の偉大さをひしひしと感じています。

 

きっかけは今日の朝まで実家に3泊し、
社会人になる前の最後の家族旅行を含め
家族でいる3日間を過ごしたからです。

 

今まで、このような生活は
自分の中で”当たり前”で”普通”の生活でした。

 

しかし、一人暮らしを始めてみると
毎日当たり前であったことは
「誰かの少しづつの努力に寄って担保されていた」
ということがわかりました。

“自立”というキーワード

言うなればこれは誰かの努力に”依存”していたということであり、
極論“その人がいなければ生きられない状態”
ということだととても強く感じました。

 

毎日の洗濯をしてもらったり、
毎日のご飯を作ってもらったり。

 

家族と一緒に住んでいる人って
なかなか毎日当たり前にしてもらいすぎて
「ありがとう」って伝えてないじゃないですか。

 

「ありがとう」って心の奥底では思っているかもしれないけど、
毎日毎日「ありがとう」って思えてないかもしれないじゃないですか。

 

その日の機嫌もあり、
その日の状況もあり、
その日の天気もあれば、
その日の体調もある。

 

でも「ありがとう」って心の中の気持ちを思い出すことは
いつでもできるのかなって。

 

辛い時こそ、こんな時も無言で支えてくれてたのが家族なんだなって
そんなことを思う家族旅行でありました。

平昌五輪をみて感じたこと

一人暮らしの家にはテレビがないので、
久々にテレビを見ていたのですが、
家に帰ってきて初めて、
平昌五輪が始まっていると2/17(土)に気付きまして(笑)

 

珍しくテレビの前に釘付けになって
スポーツ観戦をしていたのですが、
やはりスポーツから学ぶものはたくさんあったので
シェアしたいなと思います。

羽生選手の“精神力“

まずは何と言っても平昌五輪日本勢第1弾の金メダル
羽生選手についてです。

 

羽生選手の金メダルまでの旅路
については各テレビ局がそれぞれに報道していますが、
たまたま羽生選手の怪我のタイミングには見ていたもので
当時をとても思い出させられました。

 

大怪我を何度もしているにもかかわらず、
大きな夢を掲げ続け、達成している自分をイメージし続けること
自分の夢に対する姿勢を変えないこと。
毎日の少しずつの努力を欠かさないこと。

 

この流れを崩さない羽生選手の精神力に本当に素晴らしい
以外の言葉が出てきませんでした。

 

なぜ羽生選手の演技は涙を誘うのか。
人はおごらずに努力し続ける姿に心を奪われ、
そしてその努力が実った結果に涙するという流れだけでなく、

 

羽生結弦”としての生き様
に感動するのかなと思いました。

小平選手の友情の形

そして金メダル二個目はスピードスケート500m
小平 奈緒選手でした。

 

小平選手の印象的なシーンとしては
“金メダルがかかった場面で結果を作った走り”
はもちろんですが、

 

やはり、その後の韓国代表イ・サンファ選手に
金メダル確定後に真っ先に駆け寄り
声をかけたシーンではないでしょうか。

 

実際、このように優勝した選手が負けた選手に声をかける
というシーンはなかなかないように思います。

 

サッカーなどで相手の選手が失敗して挑発に声をかける
というもってのほかな声かけを除けば、

(サッカーが悪いということではありません。
サッカーでももちろん紳士的なプレーは沢山あります。)

 

なかなか勝った選手が負けた選手に声をかけるということは
非常にハードルが高いことのように思います。

しかし、小平選手は何の迷いもなく真っ先に
イ・サンファ選手に駆け寄り、検討をたたえた姿は
非常に多くの人々の心を打ったように思います。

 

この関係は一朝一夕でできたものではなく、
今までの大会でのライバルとしてのいい関係。
小平選手がソウルのW杯で優勝した際の
イ・サンファ選手がタクシー代まで出して親切にしてくれた話。

 

様々な関わり合いがあって、こんな素晴らしい
「人としても、スケート選手としてもすごく尊敬できる友達」
という関係が出来上がっているのだなぁと感じました。

女子カーリングのチームワーク

今現在も試合が続いている女子カーリング
今年の平昌五輪で最も僕が応援している競技です。

カーリング”という競技はルールがわからないと
なかなか盛り上がる場所もわからなければ、
点数が入る条件もわからずちんぷんかんぷんなのですが、
1試合まるまる試合を観ると大体のルールは理解できます。
昨日の試合は3時間コースでしたが。(笑)

 

そんなカーリングですが、ルールを一旦理解すれば、
そこまで難しいものではありません。

しかし、非常に奥の深い競技です。
定石をないがしろにすれば、一気にひっくり返される。
頭ではわかっていてもストーンが思い通りにいかない。

 

「頭脳」と「肉体」両方の鍛錬が必須の競技と言えます。
さすがは「氷上のチェス」とも言われるカーリングです。

 

さらにはチームスポーツでもあるため、
自分の考えだけで 試合を進められないため
仲間とのコミュニケーションも非常に重要です。

 

「頭脳」×「肉体」×「チームワーク」
三者揃って初めて勝てるような競技という点で
カーリングの奥の深さを感じます。

 

ここまでカーリングという競技の説明を
長々としてきたわけですが、

 

このチームワークがとにかくすごい。

 

限られた持ち時間の中で氷上4人とコーチ・そしてリザーブ
のコミュニケーションを取りながら次の一手を決めていきます。

 

将棋の一手を一人で決めるのにも悩むのに、
それを4人で決めます。

 

そうして決めた一手も投げられる選手はたった一人です。
しかし、その選手のストーンを他の2選手(または3選手)
でスイープ(ブラシで掃く行為)をする事で曲がり加減などをサポートします。
そのすべてそれぞれの役割を全うして初めて一手をおくことができるのです。

 

これだけそれぞれの役割をもち、
同じ目標に対して走ることのできる組織が
“グループ”ではなく”チーム”であると改めて気づかされました。

 

今自分の関わっている組織を”チーム”とできるように、
日々精進していきたいと思います。

“感謝の気持ち”が溢れる社会は”いい社会”の一つの形ではないか

そして何より、平昌五輪を見ていて思ったことは
表彰台に立った時それぞれの形ではあるもののほとんど全ての選手が
「感謝」が先をついて出てくるということです。

 

自分の努力でこれだけ頑張ったから、
ここまでの結果が出せた
すごいだろう。

という人は五輪選手ではなかなか見かけません。

 

しかし、身近な人を見てみると意外に
そういう人もいるような印象を受けます。
というよりも自分自身そういう人間だったんじゃないかなぁと。

 

反省ですね。(笑)

 

なんのために生きているのか。
なんのために頑張っているのか。
そして誰のために頑張っていて、
誰のおかげで今を生きられているのか。

 

人間は一人では生きられないと、
誰か有名な人が言っていますが

僕はあまり信じなかった人間でした。

しかし、よく考えてみれば
親がいなければ今の自分は生を受けておらず、
今の歳まで育ててもらえていなければ、
今ここでこんなことを考えている自分はいないわけです。

 

皆さんからすれば当たり前のことかもしれませんが、
僕からすると割と考えさせられるなぁと思っています。(笑)

 

誰かの支えがあって生きていると感じられるのならば、
それは感謝をして生きていくべきでしょう。

 

“自立”と”感謝”
それらは別に対立的でも矛盾する概念でもなく、
それぞれ実現、実行していくべきものだと
やっと腑に落ちたような気がします。

 

ここまで長い長い文章を読んでいただきまして
ありがとうございます。

そしてお父さん、お母さん

ここまで育ててくれてありがとう。
こんな反抗的で、周りとは違って大変な息子だったと思うけど
これからは与えられる側じゃなくて与える側に立っていこうと思います。

 
また、たまーにブログを上げて行きたいと思います!

そして週1で本の感想を途切れないように上げて行きます!

 

今後ともよろしくお願いします!!